The Tale of the Unknown Island

The Tale of the Unknown Island

パブリッシャー
Mariner Books
価格: ¥1,055

The Tale of the Unknown Islandのレビュー

すみませんが私はつまらなかったです
この本を読んで感動される方もおられるんでしょうね。しかし、私にはさっぱりピンと来ませんでした。「千と千尋の神隠し」を観てもピンとこなかった私と同じような感性の方は、たぶんこの本にはガッカリされるのではないかと思います。
扉をあけて
 この本を読むのには、一時間とかかりません。しかし、余韻はもっと長く続くでしょう。
 この本を読んで、あなたが、感じるものは、もしかすると、政治や社会に関わるものかもしれないし、男女の機微かもしれません。
 しかし、この本には、答えはありません。あなた自身が心の扉をあけて、感じてください。
人生とは未踏の島を探しにゆくようなもの
扉からはじまるところではカフカの短編小説を、簡潔で活き活きとした語り口ではカンディッドを思い出させる小さな本です。テーマとしてはチルチルミチルの青い鳥に似てるかな。でも青い鳥の幸福が最初から存在していたのに比べ、この本の「島」はただ探しにゆくことでしか存在しえないものなのです。何だかナゾナゾのようですが、この本が提供する島探しの結論には、きっと誰もが満足できることでしょう。

最後の星一つは、男が王様から船をせしめた大胆な知恵を乗組員集めに活かしきれてないことへの不満と、なぜ後半を夢の話にしちゃったんだろう、という疑問から。著者はノーベル賞作家だそうですが、女性の描き方がとても魅力的なので、他の著作でもそうなのかな、とちょっと興味が湧きました。